◎鬼から活力をもらう 鬼行列
古来、鬼は山に住み、霊的な力の大きな人であることから「大人(おおにん)(おに)」と呼ばれました。人は里に住み、一年たつと電池が切れるようにエネルギーが空っぽになるので、年の変わり目節分に鬼(大人)にきてもらい、鬼と接することによって一年間を生きるエネルギー・活力をもらいました。そのために人は供物としてもっとも栄養価の高い豆を供えたといいます。 当山の鬼は「星供大護摩」の加持をうけて浄化され、このような活力を授けてくれる鬼として参詣者の前を歩きます。そして堂内に入り、導師から本命星の旗と当年星の旗を授かります。その旗で豆まき年男年女を、そして高台からみなさま参拝者を加持し、今年一年を強く生きるエネルギー、活力をお授けします。
鬼行列の模様